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オルリー空港からパリ市内への行き方|メトロ14号線開通後はどう変わった?【2026年版】

パリ旅行で意外と迷うのが、オルリー空港からパリ市内までどう移動するかです。

以前は、オルリー空港に着いたら「Orlybusに乗る?」「OrlyvalでRER Bに出る?」「タクシーにする?」と、いくつかの方法から選ぶ必要がありました。

ところが、2024年6月にメトロ14号線がオルリー空港まで延伸。状況は大きく変わりました。

現在は、オルリー空港からパリ中心部までメトロ14号線で乗り換えなし。シャトレまでは約25分です。

この記事では、パリ在住20年の私が、

  • オルリー空港からパリ市内への一番簡単な行き方
  • メトロ14号線開通前と何が変わったのか
  • 料金と切符の買い方
  • タクシーやOrlyvalとの違い
  • 結局どの方法を選べばいいのか

を、初めてパリを訪れる人にもわかるように説明します。

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目次

今ならメトロ14号線がいちばん簡単

特別な事情がなければ、オルリー空港からパリ市内へはメトロ14号線がおすすめです。

2024年6月24日に14号線が南へ延伸され、「Aéroport d’Orly(オルリー空港)」駅が開業しました。空港からそのまま地下鉄に乗って、パリ中心部へ入れます。

たとえば、

行き先目安
Gare de Lyon(リヨン駅)約23分
Châtelet(シャトレ)約25分
Madeleine(マドレーヌ)乗り換えなし
Saint-Lazare(サン・ラザール)乗り換えなし

と、観光客がよく使うエリアへのアクセスがかなり便利になりました。

特にシャトレまで約25分・乗り換えなしというのは大きな変化です。

オルリー空港からパリ市内|結局どれがおすすめ?

ざっくりまとめると、

移動方法こんな人におすすめ
メトロ14号線一人旅、2人旅、初めてのパリ
タクシー3〜4人、子連れ、荷物が多い
Orlyval+RER BRER B沿線へ行く
トラムT7空港周辺・T7沿線へ行く

2024年の14号線延伸によって、オルリー空港は以前よりずっとアクセスしやすい空港になりました。

特に初めてパリを訪れるなら、

「オルリー空港に着いたら、まず14号線」

と覚えておけば大丈夫です。

ただし、3〜4人ならタクシー料金も一度計算してみてください。

人数によっては、地下鉄よりタクシーのほうが安くて楽です。

メトロ14号線開通前は、オルリー空港へのアクセスが少し面倒だった

長くパリに住んでいる人ほど、オルリー空港というと「ちょっと行きにくい空港」という印象があるかもしれません。

以前の代表的な方法は、OrlybusでDenfert-Rochereauへ行く方法、あるいはOrlyvalでAntonyまで行き、そこからRER Bに乗り換える方法でした。

どちらも空港から地下鉄一本、というわけにはいきませんでした。

ところが14号線の延伸によって、

空港 → メトロ → パリ中心部

という、とてもわかりやすい移動ができるようになりました。

その影響は大きく、かつてオルリー空港とDenfert-Rochereauを結んでいたOrlybusは2025年3月3日に運行終了。現在は14号線が実質的な主役になっています。

オルリー空港からメトロ14号線に乗る

空港に着いたら、案内表示の

「Métro 14」
「Aéroport d’Orly」

を目印に進みます。

14号線の色は紫です。

駅名もそのまま「Aéroport d’Orly」なので、初めてでも比較的わかりやすいと思います。

乗る方向は、

Saint-Denis Pleyel方面

です。

オルリー空港は14号線の南側の終点なので、パリ市内へ向かう場合、方向を間違える心配もほとんどありません。

オルリー空港からパリ市内までの料金はいくら?

ここは少し注意が必要です。

オルリー空港から14号線に乗る場合、普通のメトロ切符ではなく、空港用の「Ticket Paris Région <> Aéroports」を使います。

2026年の料金は、

片道14ユーロ

です。

一般的なメトロ・RER用の「Ticket Métro-Train-RER」は2026年現在2.55ユーロですが、オルリー空港から14号線を利用するときは、この通常切符では利用できません。

「地下鉄だから普通のメトロ切符で乗れるのでは?」と思いやすいところなので、覚えておきましょう。

空港の切符はNavigo Easyやスマホに入れられる

空港用チケットは、Navigo Easyまたは対応するスマートフォンに入れて使えます。

パリ旅行中に地下鉄やバスを何度も利用するなら、Navigo Easyを1枚持っておくと便利です。

Navigo Easyについては、こちらで詳しく解説しています。

→ Navigo Easy完全ガイド|買い方・チャージ・使い方

また、パリの地下鉄そのものが初めてという人は、

→ パリの地下鉄の乗り方|切符の買い方から乗り換えまで写真で解説

も先に読んでおくと安心です。

2026年からは空港駅でクレジットカード払いも可能に

さらに便利になったのが、クレジットカードへの対応です。

2026年6月30日から、14号線でオルリー空港に到着した際、空港用チケットを持っていない場合でも、駅の出口で14ユーロを銀行カードで支払える仕組みが導入されています。

ただし、旅行者なら最初から正しいチケットをスマホやNavigo Easyに入れておくほうが、移動中に迷わなくて済みます。

14号線のもう一つのメリットは「乗り換えやすさ」

14号線の便利さは、単に空港からパリへ直通することだけではありません。

パリ中心部で多くの路線に乗り換えられます。

たとえば、

Gare de Lyonならメトロ1号線やRER A・D、
Châteletならメトロ1・4・7・11号線やRER、
Madeleineなら8・12号線、
Saint-Lazareなら3・9・12・13号線など、

ホテルの最寄り駅へ移動しやすくなっています。

以前のように「まず空港バスでパリに入って、そこから地下鉄」という感覚ではなくなりました。

大きなスーツケースでも14号線は使いやすい?

14番線は自動運転。子どもも喜ぶ構造になっています。

比較的使いやすいです。

14号線は新しい設備が多く、オルリー空港への延伸区間を含め、バリアフリーに配慮された路線です。Île-de-France Mobilitésも、14号線を移動制約のある利用者に対応した路線として案内しています。

ただし、「地下鉄だから空港からホテルの玄関まで楽」という意味ではありません。

問題はむしろ14号線を降りたあとです。

乗り換え先の古い地下鉄駅では、階段しかない場所もあります。

スーツケースが非常に重い、子ども連れ、高齢者と一緒などの場合は、ホテルの場所によってはタクシーのほうが楽です。

オルリー空港からタクシーならいくら?

荷物が多ければ、タクシーも十分選択肢です。

オルリー空港とパリ市内の間には、正規タクシーの定額料金があります。

2026年現在は、

パリ左岸:36ユーロ
パリ右岸:45ユーロ

です。

ここでいう左岸・右岸は、セーヌ川を基準にしています。

2〜4人で利用するなら、一人14ユーロのメトロとの差が意外と小さくなることもあります。

たとえば4人なら、14号線は

14ユーロ × 4人 = 56ユーロ

です。

そのため、家族旅行ならタクシーのほうが安くなるケースすらあります。

これはかなり重要なポイントです。

2人ならメトロ、4人ならタクシーも検討

人数によって考えるとわかりやすいです。

一人旅なら、14号線が14ユーロなのでメトロを選びやすいでしょう。

2人なら28ユーロ。まだメトロのほうが安いことが多いです。

一方、4人なら56ユーロ。

パリ左岸なら正規タクシーの定額36ユーロ、右岸でも45ユーロなので、複数人ならタクシーのほうが安くなる場合があります。

「空港からパリ=公共交通のほうが安い」と決めつけず、人数で計算してみるのがおすすめです。

Orlyval+RER Bはもう使わなくていい?

Orlyvalも現在運行されています。

オルリー空港からOrlyvalでAntony駅へ行き、そこからRER Bでパリへ向かう方法です。

2026年現在、Orlyvalを含む空港アクセスにも14ユーロの空港用チケットがあります。

ただ、パリ中心部へ行く旅行者の場合、14号線ができたことで、あえてOrlyval+RER Bを選ぶ場面はかなり減りました。

RER B沿線に直接用事があるなど、目的地によっては便利ですが、初めてパリへ来る人なら14号線のほうがわかりやすいと思います。

トラムT7で行く方法もある

オルリー空港にはトラムT7も乗り入れています。

RATPも、14号線、T7、RER B+Orlyvalをオルリー空港への交通手段として案内しています。

ただし、パリ中心部へ向かう旅行者にとっては、私は基本的に14号線をおすすめします。

T7は沿線に目的地がある人には便利ですが、パリ中心部まで行くには乗り換えが必要です。

「空港からホテルへ早く行きたい」という旅行者向けというより、沿線住民の移動手段という性格が強いです。

深夜・早朝便の場合は注意

14号線はとても便利ですが、当然ながら24時間運行ではありません。

深夜や早朝は、到着時刻によって地下鉄が終わっていることがあります。

その場合は、夜行バスのNoctilienやタクシーを検討します。

特に、飛行機の到着時刻が地下鉄最終便ギリギリの場合は、「予定時刻には間に合うはず」と考えないほうが安全です。

入国審査、荷物受け取り、到着ターミナルから駅までの移動時間もあります。

20年パリに住んでいる私ならこう選びます

私自身、パリに20年住んでいます。

14号線がオルリー空港まで開通する前を知っているので、この延伸はかなり大きな変化だと感じます。

一人、または2人で、荷物が普通程度なら迷わず14号線に乗ります。

シャトレまで約25分。渋滞も気にしなくてよく、何より「空港からそのまま地下鉄に乗れる」のが楽だからです。

以前のように、Orlybusを待ったり、OrlyvalからRER Bへ乗り換えたりする必要がありません。

ただし、3〜4人の家族旅行なら、私は必ずタクシー料金と比較します。

特に4人なら、14号線は合計56ユーロ。正規タクシーの空港定額料金は左岸36ユーロ、右岸45ユーロなので、タクシーのほうが安い場合があります。

さらに、

  • 大きなスーツケースが複数ある
  • 小さな子どもがいる
  • 長時間のフライト後
  • ホテルが地下鉄駅から遠い

なら、多少料金差があってもタクシーを選びます。

逆に、一人旅や二人旅なら14号線。

これが今のオルリー空港では、いちばん現実的な選び方だと思います。

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